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ホンダの経営戦略
ホンダの経営戦略

 

ホンダのビジネスモデル分類

ポーターの3つの基本戦略
・コストリーダーシップ戦略
・差別化戦略

 

アンゾフの成長マトリックス
・市場開発戦略
・製品開発戦略

 

デルタモデル
・ベスト・プロダクト

ホンダのビジネスモデル分析

@コストリーダーシップ戦略、市場開発戦略、ベストプロダクト
ホンダが世界で名を上げた最初の出来事は、アメリカでのバイク事業の成功と言われています。

 

バイクメーカーとして日本で地位を築いていたホンダが、新しい市場として狙ったのが米国市場でした。

 

ただ、当時の欧米メーカーと比べると、ブランド力、品質、コスト、全てにおいてホンダは劣っていました。

 

そこでホンダがとった戦略が、小型バイク市場でスーパーカブを薄利多売するというものでした。

 

当時のアメリカでは、大型バイクが一般的で、小型バイクというセグメントは重要視されていませんでした。

 

ホンダはそこに目をつけ薄利多売で一気にマーケットシェアを拡大しました。同時に、販売実績を重ねてブランド力を向上させるとともに、規模の経済で原価低減を進め、生産ノウハウ蓄積による品質力を向上させていきました。

 

小型バイク市場を制覇したのち、培ったコスト競争力や品質力を武器に大型バイク市場に進出しマーケットを席巻したことは世界に衝撃を与えました。

 

大型バイクではなく小型バイクを売ることは、付加価値が低い商品を売るということであり、商品の付加価値を上げていく企業戦略の王道から外れている点で貴重な事例と言えます。

 

ただ、歴史が証明しているようにこの戦略は成功を収めており、新規市場に対してコストリーダーシップ戦略で一気にシェアを拡大させた戦略への評価は非常に高いです。

 

A差別化戦略、製品開発戦略
今やホンダは、バイクメーカーではなく自動車メーカーです。

 

ホンダはバイク開発で培ったエンジン技術を軸に、自動車事業に進出しました。その後、F1への参戦や排ガス規制へのいち早い対応など他社と差別化することでブランド力を高めてマーケットを拡大したことは世界に再度衝撃を与えました。

 

実は、経営学の世界では、今でもホンダの自動車事業進出は間違った戦略だと言われることが多いです。それは、ホンダ参入時点ですでに自動車のマーケットが飽和していたことやBIG3やVWなど巨大な自動車メーカーの存在などが理由です。

 

ただ、バイク事業で培ったエンジン技術をレーシングカーを通して車両に適用していった流れは非常に戦略的であり、他社と差別化してブランド力を向上していく戦略がこれほどの逆境でも通用した事例である事実は変わりません。

 

また、ホンダは新しい事業として小型ジェット機の販売も始めています。ここまでくると多角化戦略と言っても語弊はないと思いますが、こうしたコア技術をエンジン技術と定めて、新製品を開発して戦略は非常にユニークだと言えます。

総評

ホンダを語る上でターニングポイントになるのは2つです。

 

・バイク事業の米国での成功
・自動車事業の成功

 

この2つについては、どちらも経営学上は邪道な戦略で成功しており、学問の世界での常識を覆した戦略であったというのは面白いところです。

 

また、バイク事業については、当初ホンダも大型バイクでの進出を目論んでいました。ところが、欧米メーカーに全く歯が立たず仕方なく小型バイクを売ってみたら大ヒットしたというのが実情なので、後付けの経営戦略であったことは補足しておきます。

 

いずれにせよ、創業者である本田宗一郎というカリスマの基で成長してきたホンダという会社が、経営戦略の視点から見てもユニークで型破りな会社であったと言えます。

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