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日産自動車の経営戦略(成功編)
日産自動車の経営戦略(成功編)

 

日産自動車のビジネスモデル分類

ポーターの3つの基本戦略
・コストリーダーシップ戦略

 

アンゾフの成長マトリックス
・市場浸透戦略
・市場開発戦略

 

デルタモデル
・ベスト・プロダクト

日産自動車のビジネスモデル分析

@コストリーダーシップ戦略、市場浸透戦略、ベストプロダクツ
日産自動車に派遣されてきたカルロスゴーン氏と言えば、その当時からコストカッターに異名をとっていました。

 

実際に、ゴーン氏はしがらみを無視し、大胆なコストカット実施していきました。

 

当時の日産は工場稼働率50%近くまで落ち込んでおり、乱立するプラットフォームや無駄な業務プロセスによる過剰な人員配置で利益の出にくい体質となっていました。それに対して、大規模な人員削減や工場閉鎖などを推し進めました。

 

また、ルノーとの関係を活かして、部品を共通化することによる購買の統合化を進めていき、部品コストも削減しています。

 

このような取り組みを実施したことで、CEO就任の次の年の決算で最高益を達成することとなり、業績はV字回復しました。

 

一方で、次期車への開発にリソースを集中させることでエクストレイルやノートなどヒット車を生み出し、また次世代を見据え電気自動車リーフを発売すると言った攻めの投資も行っています。

 

従来になかったリソースの集中とゴーン氏自らが広告塔となり、メディアへの積極的な出演でブランドイメージを向上させたことが奏功し、利益率のみならず国内の販売シェアも徐々に回復していきました。

 

A市場開発戦略
日産自動車の経営において、もう一つ着目すべきが、積極的な海外進出です。

 

実際に、中国やメキシコといった市場では、日系メーカーに先駆けて進出していき、早くから現地化の活動を実施することで、地域に根付くことに成功しています。

 

また、乱立していた日産の系列メーカーを解体し、資本力と技術力を併せ持つ部品サプライヤ数社まで絞り込むことによって、その部品メーカーとともに海外進出を加速させていきます。

 

これにより、現地化率を向上させることに成功し、原価率向上や関税優遇などのメリットを享受し、高いコスト競争力を実現しています。

 

海外市場の成長に乗っかり、日産も確実に販売台数を伸ばしていった結果、倒産寸前だった1999年から倍以上に規模まで成長しています。

総評

カルロスゴーン氏が実行した経営戦略は、今では当たり前と言われる戦略ですが、当時の腐敗しきった日産で実行するのは非常に難度の高いものでした。

 

日本人経営者ではなく、外部から来た何も関係のないゴーン氏だからこそできた荒業だったと思います。

 

ゴーン氏が行った取り組みをまとめると以下のようになります。

・無駄工数を削減し人員の削減
・稼働率の低い工場の閉鎖
・ルノーとの共同購入の推進
・系列関係の解体と再編
・積極的な海外展開

様々なことに取り組んでいますが、実は「コスト競争力向上」という一つの目標に集約することができ、コストリーダーシップ戦略によって説明できます。

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