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ソフトバンクの経営戦略
ソフトバンクの経営戦略

 

ソフトバンクのビジネスモデル分類

ポーターの3つの基本戦略
・差別化戦略

 

アンゾフの成長マトリックス
・多角化戦略

 

デルタモデル
・システム・ロックイン

ソフトバンクのビジネスモデル分析

@差別化戦略
ソフトバンクの急成長には2つのターニングポイントがありました。それは、ブロードバンド事業への参入とケータイ事業への参入です。

 

いずれの参入も、絶対的企業がいる業界へチャレンジャーとして参入するというものであり、教科書通りの差別化戦略を実施しました。

 

ブロードバンド事業では、ADSL回線に縛って広告費や維持管理費を削減し、圧倒的な低価格戦略で業界に価格破壊をもたらしました。

 

ケータイ事業では、学生向けセグメントに狙いを定めた格安料金や割引プランの設定を行いました。

 

また、他社にはないほどの特定メーカーとの協力体制を築き、シャープのAQUOSやアップルのiPhoneはソフトバンクというイメージを定着させました。

 

差別化戦略の王道ではありますが、寡占市場では特に有効であることが証明された例です。

 

A多角化戦略
ソフトバンクと言うとケータイをイメージする人が多いと思います。でも実は、元々ソフトの卸業者でした。

 

それが、ヤフーやボーダフォンといった会社を傘下に収め急拡大してきました。最近では、ゲーム会社のスーパーセルや米ケータイ会社のスプリントや英半導体大手のARMなどをM&Aで買収しています。

 

ソフトバンクは以前より本業が分からないと言われている会社ですが、自社が優位性を持つことができる事業には次々と参入していく戦略をとっています。

 

これは、GEのナンバーワンツー戦略と似ている多角化戦略と言えます。

 

ソフトバンクの特徴は、買収直後だけCEOの孫氏が経営に口をはさみ、事業が安定してくると、意思決定も含めてすべてをその会社に一任するというスタイルです。

 

また、ソフトバンクにはコアビジネスというものが存在しないため、多くの日本企業重視するシナジー効果や買収後の企業経営に対する考え方が独自性の高いものとなっています。

 

製造業ではなくIT系だから取れる戦略と言えます。

 

Bシステム・ロックイン
上述したように、ブロードバンド事業やケータイ事業などの定額収入を見込める事業を多く持ちます。

 

そして、その事業を軸に、ゲームやECサイトの企業に投資することによって、シナジーを出そうとしています。

 

最近では、IoTやロボット事業に参入することにより、ソフトバンクの領域は更なる広がりを見せています。

 

ソフトバンクのビジネスを広い視野でみると、我々消費者はケータイ代などの定額料金を払い、さらにゲームやECサイトに課金するという盤石なビジネスモデルの中に引き込まれています。

 

まだ完璧なシステム・ロックインとは言えませんが、ソフトバンクが目指す姿が垣間見えます。

総評

ソフトバンク、孫正義と言われ、どんなイメージを持つでしょうか。

 

分析してみてわかる通りで、ソフトバンク自体は事業投資会社です。

 

独立した様々な事業を行う会社が集まっているだけなのです。

 

その事業一つ一つは非常に魅力的な事業を展開しており、例えばソフトバンク急拡大の立役者となった、ブロードバンド事業やケータイ事業では、チャレンジャーがとるべき差別化戦略によって寡占市場を切り開いていきました。

 

ソフトバンクは節々で大きなリスクを取っている会社ですが、意外と王道を行く会社である点は認識を改める必要がありそうです。

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