スターバックスの経営戦略

 

スターバックスのビジネスモデル分類

ポーターの3つの基本戦略
・差別化戦略

 

アンゾフの成長マトリックス
・市場浸透戦略

 

デルタモデル
・ベスト・プロダクト

スターバックスのビジネスモデル分析

@差別化戦略、市場浸透戦略
スターバックスの強みはそのブランド力にあります。

 

スターバックスは高い付加価値を顧客に提供することによって独自のポジションを築き、巨大なコーヒーチェーンへと成長してきました。

 

例えば、高級感のあるソファーや内装で「Third Place」という今までになかった独自の空間を演出しています。

 

また、従業員の教育を徹底して、サービスの充実化を図っており、コーヒーの専門家であるバリスタを各店舗に配置することで、常に最高のコーヒーを提供できる環境を整えています。

 

スターバックスというコーヒー店ブランドの価値を徹底的に高めて、他社と差別化するという戦略です。

 

その後、確固たるポジションを築いてからも、ドリンクのカスタマイズを可能にしたり、電源やWiFiを設置して、ユーザーの付加価値向上を追求することで、リピート顧客を増やし、新規顧客を徐々に増やしてきました。これは、正統派の市場浸透戦略であったと言えます。

 

Aベスト・プロダクト
スターバックスは、戦略の一貫性という点でも評価できます。

 

実は、過去に他企業のように合理化に取り組んで、スタバの商品価値を落とし経営が悪化したという経験があります。

 

こうした失敗も踏まえ、スターバックスではスタバらしさを大切にしています。

 

スタバらしさとは、一息つける独自の空間、香り立つコーヒーなど、高級感や特別感のあるイメージです。

 

これは、日本市場への進出時にも言えます。

 

当時、日本では大衆向けのドトールしかなく、高級路線のスタバは定着しないと考えられていました。

 

しかし、スタバはスタバらしさで勝負して、徐々に日本人の考え方を変えていきました。今までに無い質の高いサービス、空間、商品を提供することで、そのブランド価値を定着させました。

 

表面的なニーズとして見えていなかっただけで、潜在的なニーズとしてスタバのようなほっと一息つける場所を求めている人は多かったということです。

 

このように差別化によるベスト・プロダクトを追求した事例として、挙げることができます。

総評

スターバックスは値下げはしないし、食品も充実していません。

 

企業として短期的な利益を最大化しないことこそが、スタバらしさという絶妙なポジショニングを支えています。

 

過去にスタバが利益を追求してスタバらしさを捨てたことによって業績を低迷させた時期があります。この低迷期に復帰した創業者のハワード・シュルツが最初にやったことはバリスタの再教育でした。

 

結果的に、こうした取り組みが成功し、スターバックスはスタバらしさを取り戻し業績も回復していきました。

 

短期的には利益に結びつかない取り組みが、長期的みれば競争優位性となることもあります。また、このような優位性はすぐには模倣できない参入障壁にもなります。

 

スタバらしさという、競争優位性はまさにそれに当てはまります。

 

現代の経営は効率化という視点で見ることが多いですが、スタバの経営戦略はもっと柔軟な視点を持つことの必要性を証明している事例と言えます。

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