ローソンのビジネスモデル分類

ポーターの3つの基本戦略
・差別化戦略

 

アンゾフの成長マトリックス
・市場開発戦略

 

デルタモデル
・カスタマー・ソリューション

ローソンのビジネスモデル分析

@差別化戦略
我々にとってローソンは身近なコンビニですが、実は業界最大手のセブンイレブンと店舗数等の規模感では倍近い差があります。

 

それだけに、コンビニ業界では、セブンイレブンのやり方を真似するというのが常識となっていました。

 

しかし、ローソンは02年新浪氏の社長就任をきっかけに独自戦略で、差別化に進んでいきます。

 

最も大きな差別化として言われるのが分権経営です。

 

ローソンでは全国を8つの地域に分けて、それぞれの地域に合わせた経営、出店戦略を立案していきます。

 

長らくセブンイレブンの中央集権型が業界の常識でしたが、分権することによってきめ細かい顧客ニーズに対応することができるようになりました。

 

分権経営を導入した03年以降、経営不振にあったローソンの収益率は回復していくことになります。

 

A市場開発戦略
また、ローソンでは他社に先駆けて商品開発や市場開拓を進めてきた歴史があります。

 

健康関連食品中心のコンビニ「ナチュラルローソン」や生鮮コンビニの「ローソンストア100」等、従来のコンビニが揃えていた商品とは異なる店舗を次々に出店していきます。

 

コンビニと言えば、独身のサラリーマンが利用するという固定概念が根強かった頃に、主婦層や高齢者層にも訴求していく戦略となりました。

 

結果、トップを走るセブンイレブンと競合することなく、セブンイレブンとの1店舗あたりの売上差を着実に縮めています。

 

近年では、他コンビニでも健康ブームの影響を受けて健康を軸にした店舗づくり、製品開発に着手していますが、例えば品質管理が難しい生鮮食品を早い時期から取り組んできたノウハウ等でローソンに競争優位性が出ています。

 

Bカスタマー・ソリューション
上述してきたように、ローソンは組織や商品を差別化することで、他社が真似できないサービスを提供してきました。

 

端的に言えば、コンビニが持つ手軽さと、顧客が求めている商品を融合することで、顧客の利便性を向上させてきたわけです。

 

近年では、コンビニ自体の成長性鈍化が懸念されており、このローソンの経営戦略はより必要性を増してきています。

 

例えば、ローソンでは地域に根差した観光案内所と言った新たな役割も模索しています。

 

我々に身近なコンビニの経営戦略として、カスタマー・ソリューションを目指すというのは自然なのかもしれません。

総評

ローソンの経営戦略を分析してみると、やはりセブンイレブンとの違いが際立ちました。

 

能動的にサービスを提供していくのがセブンイレブンだとすると、ローソンの戦略は顧客に寄り添うような戦略です。

 

セブンイレブンの経営戦略も別ページで解説しているので、ぜひ読んでみて下さい。
セブンイレブンの経営戦略

 

少し上述しましたが、コンビニ業界はAIの発達により今後多くの業務が自動化されていく業界です。

 

アマゾンが勧めているアマゾン・ゴーと呼ばれる完全無人の店舗も近い将来登場してくることになるわけですが、そうなった時にローソンは我々顧客にどのような価値を提供するのか、今後も注視していきたいと思います。

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