ニトリのビジネスモデル分類

ポーターの3つの基本戦略
・コストリーダーシップ戦略

 

アンゾフの成長マトリックス
・製品開発戦略

 

デルタモデル
・システム・ロックイン

ニトリのビジネスモデル分析

@コストリーダーシップ戦略
ニトリの強みは、デザインから生産、物流、販売を自社で完結させることで、他社よりも安価で品質が良いものを提供できる点にあります。

 

また、ニトリでは顧客ターゲットは絞ることなく、幅広い顧客に対して支持されるベーシックな商品群を揃えています。

 

内製化を進めコスト競争力を磨き、幅広い顧客に訴求していく、王道のコストリーダーシップ戦略と言えます。

 

バブル崩壊やリーマンショックを経て、家具に対する顧客のニーズは高級志向から安くてそれなりのものを求める傾向に変わってきました。

 

こうした顧客ニーズの変化とニトリの戦略は合致し、急成長に繋がっています。

 

A製品開発戦略
ニトリは、競合会社と比べて利益率が高いと言われています。

 

これは、自社で設計生産する自社ブランドを持っていることと、家具に付随する製品を多く取り扱い在庫回転率を上げていることに起因しています。

 

シーツやカーテン等は、家具よりも購入頻度が高く在庫回転率が高い商品群となります。

 

こうした製品群を積極的に取り入れることによって、顧客一人あたりの売上を増やす戦略です。

 

Bシステム・ロックイン
すでに上述しましたが、ニトリの強みはデザインから生産、物流、販売を自社で完結できることです。

 

新規参入者から見た場合、ニトリを真似しようと思っても、体制を整えるための投資額が大きく、高い参入障壁となります。

 

これは、システム・ロックインのアクセス制限と言われる経営戦略になります。

 

ニトリは設計生産ノウハウ、物流チャネル、販売チャネル等で独自ルートを作っており、高い競争力を維持しています。

 

ここまでくると、マーケットのニーズが変わったり、大きな技術革新が起きない限りは、今のニトリの地位は揺るぎないものと言えるでしょう。

総評

ニトリは、創業者の似鳥昭雄氏が率いるオーナー企業です。

 

同じ家具業界で、ニトリと真逆の高級路線で名を馳せた大塚家具と良く比較の対象となります。

 

両社ともに、オーナーの強いリーダーシップで、ビジネスチャンスを掴み急成長しましたが、今や両社の差は歴然となりました。

 

ただ、大塚家具の戦略もシステム・ロックインの形を作っており、時代のニーズが変わったことで経営戦略が崩壊しただけのことです。

 

ニトリについても、その戦略がいつまで持続するのかは、非常に興味深いところです。

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